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国民皆歯科検診について
2022.07.22(金)
こんにちは岡山市北区にあるきれいわ歯科のブログを覗いてくださりありがとうございます!!!
先日、【骨太の方針2022】の中にこの様な歯科検診の義務化が発表されました。
現状では、1.6検診・3歳検診・小学・中学生の検診は行われていますが
これらの検診が、日本国民全員が対象となるのです。
詳細についてはこれから決まっていくようで、早くて2025年くらいを目安に始まるというものです。
これまでにも検診の重要性はブログでもお話しさせて頂きましたが、
義務化となれば、これまで何年も歯科に行けてなかった人もお口の健康に関心を持っていただけそうですよね。
きれいわ歯科では、ご自身でのケアがしっかりできる方でも半年に一度、検診と全体のクリーニングをおこない口腔内の健康管理を行なっています!!
今後の義務化となった歯科検診がどのようなスタイルになるのかこれから議論されるそうですが、日本の歯科受診率は非常に低く、昔から歯科は痛くなったら行くところといった風潮が未だにあるようです。
ここで歯科検診が義務化となることで意識改革につながることを期待したいですね。
そして、近年口腔ケアはお口の問題だけではなく、
生活習慣病・脳梗塞・高血圧症・糖尿病等因果関係についての報告が多く挙げられるようなってきています。
口腔ケアは、全身の疾患予防・生命の維持増進に直接的なケアとして皆様に周知して頂きたいと思います。
最後に歯科先進国であるアメリカやスウェーデンの口腔ケアの意識調査についてのお話しを今回は少しさせていただきます。
(参考資料は2014年ライオン株式会社による調査結果を参考にさせて頂いております)
下のブラフは治療目的内容についてのアンケートです
歯科医院を受診した診療項目において、
日本は66.6%が虫歯による治療に対して、
歯の健康状態の診断となったのが、アメリカが64.5%、スウェーデンは70.4%と最も多い数値で結果がでました。
歯のクリーニング:日本21.4%、アメリカ57.7 %、スウェーデン35.0 %
と、欧米では歯や口のトラブルを予防するための受診が日本よりも多い傾向にあることがわかりました。
そして、
直近1年間の歯科医院の利用回数を聞いたところ、日本は 4.6 回と欧米に比べ回数は多いという結果になっています。
これは、欧米では通院の主目的が予防であるのに対して、日本では、治療が中心となっているため歯科に行く回数が多くなっているということです。
また、口腔ケアに取り組むにあたって、日本人は自己流という方が14.3%と
きちんとしたケアを行えていない人が多く、更に痛みが起こってから受診をするという方が多くいらっしゃいます。
歯科検診の義務化によって、日本人の歯科との関わり方も変わっていってほしいですね。(^_^)