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消毒・殺菌・滅菌・除菌
2024.11.12(火)
こんにちはきれいわ歯科です
今回は菌の制御についてお話ししていきます
歯科では唾液や血液を媒体として感染リスクが高い医療機関ですそのため、歯科では滅菌・消毒は基本!!
みなさん滅菌・消毒の他にも・殺菌・除菌など似たような言葉をよく見たり聞いたりすると思いますが、違いをご存知ですか?
消毒とは微生物の数を減らし感染症を惹起しない水準まで殺菌または減少させること
殺菌とは文字通り菌を殺すということです
除菌は菌やウィルスを取り除いてその数を減らすこと
滅菌とは病原菌、非病原菌を問わず、すべての微生物を限りなくゼロに近づけることを言います
つまり滅菌はこの4つの分類の中でも最も菌ウィルスを最も強力な作用といえます
きれいわ歯科では
患者様に使用するものはできる限りディスポ(使い捨て)を採用しておりますが、
ディスポできない物は、しっかりと洗浄・消毒・滅菌と工程を経て安心して使用できる状態にしております!!
最終工程で使用する滅菌器について最後お話しさせてください
この機械は以前からある滅菌器です。
歯科で使用する滅菌器には高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)という機械を使用しますが、
世界で最も厳しい基準とされるヨーロッパ規格に基づき、滅菌力の強さによって「クラス」分類されています。
分類の中で最高クラスのクラスB(Big)は、
ガーゼやドレープといった繊維製品なども含むあらゆる種類の器具を滅菌することができる滅菌器です。
その次にクラスS(Specific)という分類があります。
クラスSは口腔内の唾液を吸い込む口腔外バキューム、歯を削るハンドピースなど複雑な構造をした器具などを滅菌できます。
そして、クラスN(Naked)は、
通常の歯科用滅菌器で、ミラーやピンセット、印象用トレーなどの滅菌に使われ、日本の歯科医院で一般的に多く使われている滅菌器です。
きれいわ歯科の滅菌器はこのクラスBの物になります。
とても基本的なことではありますが、どんなに良い滅菌器を使用しても、
その使い方がきちんとおこなわれていないと滅菌は確実なものになりません。
患者様が以前よりきれいわ歯科に来てくださるようになり、
滅菌する器具が増えていることから、詰め込み過ぎにより滅菌が不十分のものにならなように追加しました。
きれいわ歯科は、これからも患者様の安心安全の医療を提供していけるよう
これからも万全な体制でお迎えいたします!!