ブログ|岡山市北区津島京町の歯医者|きれいわ歯科

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癖を治して歯の寿命を延ばす!!

2020.07.13(月)

みなさま、こんにちは。

いつもご覧いただいてありがとうございます。

 

前回のブログに続き歯の痛みについてです。

歯の 痛みの原因は、

虫歯や歯周病、他にも口内炎などの口腔内に原因がある物もあれば、

痛みの原因が口腔内ではなく神経障害や筋や筋膜の痛みによるもの、ウイルス感染によるものなどの非歯原性の物もあります。

歯科医院では、まずは歯原性であることを疑いしっかり診断していかなければならないのです。

 

なかでも歯ぎしり、食いしばりによる痛みについて今回はお話しをしたいと思います。

 

長年にわたって歯ぎしり食いしばりといった癖を続けると歯にヒビが入ったり、知覚過敏症になって沁みたりといった症状が出てきます。

こういった口腔内の悪習慣をブラキシズムと呼び

主に

歯ぎしり(グライディング):ギシギシと上の歯と下の歯をこすり合わせる行為

食いしばり(クレンチング):上下の歯を強く噛み締める行為

タッピング:カチカチと嚙み合わせる行為

と3つの分類があります。

勘違いしている方も多いのですが、実は上下の歯は唇を閉じている時も接触していないのが普通です。

人は何かに集中すると、上下の歯をくっつけた状態のままにしてしまいます。

これを上下歯列接触癖(TCH)といいます。

ストレスを感じた時は、発散のために体が自然に食いしばりを発生するのですが、これは96%もの人が行っていることなので過度に心配しすぎる必要はありません。

とはいえ、上下の歯が接触しているのは食事や会話の時を含め1日20分くらいまでといわれています。

これ以上になると、歯や身体にダメージを受けるリスクが高まります。

睡眠中に歯ぎしりや食いしばり癖のある人は、軽くこのレベルを超えてしまうでしょう。そのため、知覚過敏を発症し歯が沁みる状態になっているのかもしれません。

日中、仕事・家事・勉強・スポーツなどに集中して食いしばってしまう人は、食いしばらないように気を付けるしかありません。

コツとしては、下を上顎の歯の付け根に置くように意識すること。ここが舌の本来のポジションなのです。

お口周りの筋肉トレーニングとなり顔がスッキリ明るくなる、たるみが改善するといったこともありますので是非意識してみてください。

意識できる時はこの様な方法で改善していってもらえたらいいのですが、寝ている時の食いしばり癖は無意識です。

そこでナイトガードというマウスピースを装着していただきたいのです。

もちろんホワイトニングのマウスピースとは目的が違いますので、ホワイトニングしているから大丈夫!!と思わないでください!!

ナイトガード用として歯科医院で作製できます。

 

受診される方の多くに歯ぎしりの所見が見られますが、自覚している方は少ないようです。

下のチェック項目で確認してみてください。

□奥歯や前歯がすり減ってきたが痛みがない

□虫歯や歯周病ではないのに知覚過敏がある

□歯のかぶせものや仮歯などがよく取れる

□頭痛や肩こりがある

                 □舌や頬の内側にかみ跡ができてい              

   

□歯の位置が移動してきた

□あごの関節が痛い

□エラが張っている

 □口を開けると音がする

□上顎や歯のまわりに骨が盛り上がってきている

 

 

 

該当したものが1つでもあれば歯科医院にご相談ください。

歯ぎしりの治療法には、生活習慣の改善・マウスピース療法・認知行動療法・薬物療法などがありますその人にあった治療法でご自身のを長持ちしてもらいたいと思います。