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歯が無くても問題ないのでしょうか…
2021.01.18(月)
こんにちは、きれいわ歯科のブログをいつも見ていただきありがとうございます。
今年も皆様の関心のある情報を提供できたらと思います。
そして、コロナが急速に拡大している中、歯が痛くてもコロナ感染が怖いと思ってる方も多いいと思いますが、きれいわ歯科は全室完全個室で診療が可能
なため、感染のリスクが抑えられます。歯科は歯を削る時に粉塵を飛散するため、個室でないと飛沫感染のリスクがかなり高いです。
口腔外バキューム、各部屋に吸換気設備もあり、自分なら安心して診療を受けられる環境を整えております。
これからも皆様が安心して診療を受けられる環境を作っていきたいと思います。
今回のテーマは
8020
これは、1989年より当時の厚生省と日本歯科医師会が推進した「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。
ここで、どうして歯を残す方がいいんだろう?歯がなくなっても入れ歯があるから大丈夫じゃないの?という疑問を持たれるかもしれませんね。
中にはいつかは入れ歯になるし、そんなに頑張んなくてもいいでしょって思われたりしますよね・・・
このように疑問に思う方は、まだご自身の健康な歯が沢山残っていたり、お口に不自由をあまり感じることが無いのではないでしょうか?
それは大変幸せなことです。そこで今、伝えておきたいことがあります。
では、質問です。
日本人の80歳の方が平均どれくらいの歯が残っていると思いますか?
正解は13本です。
因みに、
不自由なく美味しくお食事できると感じられる本数は20本といわれています。
8本も足りていません。
天然歯(ご自身の歯)が多く残っていることで、美味しく食事ができるというメリットだけではなく、健康な生涯を過ごすには口腔内の環境を整えることが大切だということなのです。
(令和2年10月17日のブログにも書かせていただきました。『歯周病と認知症』も併せて読んでみて下さい。)
天然歯には人工的に作れない歯根膜というものがあります。
歯根膜には、食事や話すことで歯と歯が嚙み合わされた時、脳へ刺激を伝えることで記憶・思考などを司る海馬を活性化する役割があります。
他にも、
歯槽骨と歯を支える役割や、硬い物柔らかい物を食べた時の食感を伝える役割、歯周組織への栄養の供給を行うなど歯根膜の役割は人工の歯では補えない役割があります。
そして、
歯は顔の骨格のバランスを保ち、若々しさを維持ができ、発音や会話をスムーズおこなう事にもとても重要な役割も担っています。
歯は削ったり抜いたりすると二度と生えてきません。
それだけに、1本でも多く自分の歯を大切にすること、抜かずに保存する治療をきれいわ歯科では優先したいと考えているのです。
そこで保存の治療というのが根管治療となります。
根管治療は、細菌に侵された歯をキレイに消毒し薬を入れるといったとても精密な治療が必要です。
しかし、歯の根は非常に複雑な構造になっているため、肉眼では確認がとても難しいケースもあります。
当医院では、マイクロスコープで治療する部分を拡大し正確に確認しながら精密な治療をおこなうことができるのです。
まだ若い時は当たり前にある天然歯の大切さになかなか気づかず、『歯磨き面倒だな』とついさぼってしまうかもしれません。
が、今回のお話しを思い出していただき、歯科と関わっていきましょう!!!