ブログ|岡山市北区津島京町の歯医者|きれいわ歯科

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歯周病は早産の危険因子の一つ

2025.02.19(水)

こんにちはきれいわ歯科です🦷🪥

今回は、

妊娠中の方はもちろん、妊娠を希望されている方にもぜひ読んでいただきたい!!

これまでにも歯周病と生活習慣病の関係性などブログでも何度も話題にしていますが

今回は妊娠される方が対象の話題・・・

特に20代30代で歯周病が関係ないと思われていた方にも興味のある内容ではないかと思います。

 

妊娠性歯肉炎

妊娠された方は産科で説明をうけたことがあると思います。

妊娠中はエストロゲン・プロゲステロンという2つの女性ホルモンが血液中に多く存在し、

これらは月経でも分泌されるホルモンにはなりますが妊娠終期には月経の10から30倍になるともいわれ

妊娠中期から後期にかけて歯肉炎が起こりやすくなります。

 

歯肉炎はエストロゲンという女性ホルモンがある種の歯周病原細菌の増殖を促すこと、

また、歯肉を形作る細胞がエストロゲンの標的となることが原因としておこる歯肉炎です。

歯肉炎は悪化すると歯周炎へと進行が進み、

歯周ポケットが深くなったり、歯を支えている骨が溶けて減っていきます。

妊娠している方が歯周病に罹患した場合さらにリスクを伴います。

それが早産です。

早産は妊娠22週から37周未満に出産することで、28週未満は超早産といわれています

早産児は成長が未発達なことによる疾病リスクや将来的に特定の疾病リスクが高いことが分かっています。

 

特に歯周病があると炎症の広がりを抑えようとしてプロスタグランジンが作られるためとされ、

このプロスタグランジンが陣痛の時におこる子宮収縮作用が促されてしまうことにより、早産が引き起こりやすくなるとされています。

 

 

早産になるリスクは正常な方に比べ7倍にものぼるといわれ、タバコやアルコール、高齢出産よりも遥かに高いリスクです。

歯周病と早産の関係についてまだまだ解明されていないことが多くあり、

歯周病を治療したから早産が予防できるという実証はいまのところまでありませんが

口腔管理ケアは妊娠中の歯肉炎予防や出産後の赤ちゃんへの感染予防にもとても有効です。

元気な赤ちゃんを迎える準備として歯周病予防口腔ケアをしていきましょう!!!

 

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