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キシリトールガムでむし歯予防!正しいやり方を解説
みなさま、こんにちは。
岡山市北区津島京町の「きれいわ歯科」です。
「ガムでむし歯予防なんて、本当にできるの?」と疑問に思っていませんか?
キシリトールガムなら、本当にむし歯予防できます。
キシリトールには、むし歯菌が繁殖しないように抑制し、さらには減らしていくパワーがあるのです。
ここでは、その仕組みと正しいやり方を解説します。
キシリトールは、むし歯菌(ミュータンス菌)を減少させる効果があります。その仕組みを解説しましょう。
まず、むし歯ができる仕組みは次の通りです。
① むし歯菌は、お口に入ってきた糖を取り込んで繁殖する。
② 繁殖したむし歯菌が酸を作って歯を溶かすことで、むし歯ができる。
ところが、キシリトールを食べると、次のように状況が変化します。
④ キシリトールがお口に入ると、糖と勘違いしたむし歯菌に取り込まれる。
⑤ むし歯菌はキシリトールでは繁殖できないので、死んでしまう。
やがてキシリトールが減少し、むし歯になりにくいお口の環境ができあがる。
1~2年ほどの長期間継続することが大切ですが、習慣としてキシリトールを摂取し続けることがむし歯予防につながります。
誤った方法で進めてしまうと逆効果につながり、むし歯の原因になりかねませんので、気を付けてください。
●摂取するタイミングは「食後すぐ」と「就寝前」
食後すぐ。少なくても食後30分以内には食べるようにしましょう。むし歯菌が糖を取り込むため活発化している時に、キシリトールを送り込んで増殖を防ぎます。
就寝中はお口が乾燥してむし歯菌が活発化しますので、寝る前のキシリトールガム習慣で、むし歯菌を減らします。
●キシリトール50%以上のものを選ぶ
ガムに含まれている甘味料のうち、50%以上がキシリトールであるものを選びましょう。残りの50%に砂糖が入っていたら、逆にむし歯菌を増やしてしまいますので注意しましょう。
理想は、歯科専売品のキシリトール100%のガムです。
キシリトールガムを効果的に摂取するのは大事ですが、欠かせないのは毎日の歯磨きです。
キシリトールガムではむし歯菌を減らすことはできても、むし歯菌の温床になる歯垢の除去はできないので、歯磨きでキレイに清掃する必要があるのです。
食後と就寝前、キシリトールガムを噛む前に歯磨きが理想です。
毎食後が難しい場合は、1日1回以上は、デンタルフロスなどの歯間ケアグッズを採り入れた念入りな歯磨きを行うようにしましょう。
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