ブログ|岡山市北区津島京町の歯医者|きれいわ歯科

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お口の健康を維持し、生涯医療費を安くする方法

2020.11.09(月)

こんにちはきれいわ歯科です。

これまでのブログでは治療についてのお話しが多かったかと思いますが、

今回はせっかく治療した健康なお口を維持していただきたい!!そんな思いから定期検診の大切さを知って頂く機会にしようかと思います。

 

定期検診がなぜ大切なのか…….

しっかり自分で毎日丁寧に時間かけて磨いているんだから大丈夫!!それもとても大切なことです。

しかし、将来多くの歯を残すためにはセルフケアだけでは限界があります。

セルフケアではどうしても磨き残しがあるのです。

この汚れが唾液のカルシウム成分で固められると、歯石となって歯の裏側などに付いてしまいます。

 

一度固い歯石になってしまうと、歯ブラシでは取ることができません。そこで機械などの器具を使って除去してあげないといけません。

そのままにしておくと、歯周病・歯肉炎になって、歯茎が腫れ、症状が進むと歯がぐらついてきます。

歯磨きの時に出血があるのもこの様な要因であることが多いのです。

 

虫歯や歯周病はプラーク汚れを除去すれば良いという問題だけでなく、唾液の分泌量の不足や、糖尿病などの口腔内細菌が増殖することで発症リスクが高くなる人もいます。

そのため、自分のリスクに合った対策を効果的におこない、病気を防ぐことが重要となるのです。

そこで専門の歯科衛生士が、その人のお口の状態と生活スタイルを踏まえて指導させていただいています。

ご自身だけで判断するのではなく、ご相談ください。

 

生涯ご自身の歯でお食事をしていくためにも、メンテナンスを定期的に行うことは非常に大切なのです。

下のデータをみてください!!

定期検診を受けた人と症状を感じたときに治療だけを受けた人とでは、年齢が高くなるにつれて残存歯(残っている歯)に差が出ています。 

発生・再発を繰り返し、年齢を重ねるごとに残っている歯が減ってしまいます。

歯を残すためにも定期検診によって予防、早期発見、早期治療をおこなう事の重症性を感じれるデータではないでしょうか!!

 

そして、生涯というスケールで見たときに、必要となる医療費。

ここにおいても定期検診を受けていた方とそうでない方との差があるというのです。

~トヨタ関連部品健康保険組合(愛知県豊田市)と豊田加茂歯科医師会の共同調査~

組合員5万2600人の2009年度の医療費と受診歴のデータを分析し、

歯医者で年2回以上、定期的に歯石除去などをしている602人の医療費についての調査をしたものです。

定期的に歯医者を受診している人は、

48歳までは総医療費が平均より高ったが、49歳以降には平均よりも総医療費が安くなっています。

49歳以降、総医療費の差はどんどん広がり、65歳では定期受診の人が15万円も安くなっているのです。

年齢が高くなるほど、総医療費の差は大きくなったというのです。

トヨタ関連部品健康保険組合(愛知県豊田市)と
豊田加茂歯科医師会の共同調査~

 

 

検診をおこなっていく期間にも個人差はあります。

一般的に歯垢が歯石に変わるのは2日~14日程度、歯石が付いてくるのが3カ月程度となり、このような汚れの付着をなるべく早期に除去してあげることで細菌の増殖を減らしていくのです。

この様なことからも、健康なお口の環境の方でも3ヶ月に一度、最低でも半年に一度。

歯周病治療をされている方については1~2か月とまずは短期的にメンテナンスをおこなっていきます。

 

4月に開業してから、定期検診のご予約に変わる方も多くなりました。

再発防止をおこなうためにも検診をライフスタイルの一部に組み込んでいきましょう!!

今回は定期検診の必要性を理解して頂く内容ということで書かせて頂いておりますが、

普段のセルフケアをしっかりしていただいているからこそ、定期検診でのケアに意味が出てきます!!

これからも、ご自宅のケアをお願いします(⌒∇⌒)