ブログ|岡山市北区津島京町の歯医者|きれいわ歯科

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最近増えている病気

2021.10.08(金)

こんにちはきれいわ歯科です。

コロナ社会に伴って、流行している病気があるそうです。

それは、帯状疱疹です!!

帯状疱疹が起こる原因としては、ストレスや疲れによって潜伏していた水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化しておこる症状です。

疱瘡は日本人の多くは幼少期に感染していることが多かったのですが、最近ではワクチン接種化されたため発症は減少傾向になっています。

そして50歳以降で発症するケースも多くみられるようになっているそうです。

今回、増加に至った原因としては、コロナによる生活スタイルの変化によって、多くの方が大きなストレスを感じたのではないでしょうか?

そして、感染予防のため病院へかかる回数もなるべく減らした結果、症状が悪化して病院に訪れる人が増えたのではないでしょうか?

 

 

 

口腔内においても、この様なウィルス感染症の症状を診ることがあります。

    

特に口唇にできるヘルペスは多くの方が感染した経験があるのではないでしょうか?

実は、この口唇ヘルペスは水疱ができることで帯状疱疹と同じものと思われがちですが、

この2つは別のウィルスによる感染症のため特に帯状疱疹は早めの治療が重要なため注意が必要なのです。

そこで今回はヘルペス・帯状疱疹についてお話ししていこうかと思います。

 

まず、口唇ヘルペスですが、ウイルスの種類は単純ヘルペスウイルス1型となります。

単純ヘルペスウイルスには1型(HSV-1)と2型(HSV-2)がありますが、口腔に感染するほとんどが HSV-1 です。

初感染と再帰感染では症状が異なり、単純ヘルペスウイルス1型の初感染で発症するのがヘルペス性歯肉口内炎で、再帰感染で発症するのが口唇ヘルペスです。

 

ヘルペス性歯肉口内炎

初感染後5日程で発症することが多く、発熱や倦怠感に始まり、歯肉や舌、口腔粘膜に水疱が多発します。

この水疱が破れると口腔粘膜全体に赤みが広がり、強い接触痛を伴う症状のため食事や歯磨きが困難になります。

栄養状態の悪化や口臭がみられますが、抗ウイルス薬の服用により約2週間で口腔内は傷あとを残さずに治ります。

 

口唇ヘルペス

再帰感染によっておこるヘルペスウイルスでは、唇やその周辺に水疱が生じ、かゆみやピリピリ感を伴うことがありますが、抗ウイルス薬の服用により約1週間で治ります。

 

帯状疱疹

上記で記載したように水痘帯状疱疹ウイルスによるもので、

神経節に潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスの再帰感染により特定の神経支配領域の皮膚や粘膜に水泡を生じる疾患です。

初感染では水症が発症し、再帰感染によって帯状疱疹が発症します。

顎顔面領域では三叉神経や顔面神経に生じます。特に三叉神経に多く生じ、顔の周囲の皮膚や口腔粘膜に水疱を伴います。抗ウイルス薬の服用により3週間程で治ります。

帯状疱疹後神経痛

帯状疱藤が治った後、患部に強い神経痛様疼痛が後遺することがあり、これを帯状疱筋後神経痛と呼びます。主にプレガバリンという薬を用いて治療します。

 

 

他にも、口腔内に症状がみられるウィルス感染症は多くあります。

Ramsay Hunt症候群

ヘルパンギーナ

手足口病

麻疹(はしか)

この様なウィルス感染症によるものは、コロナウィルス同様にうがい手洗いアルコール消毒を行う事で予防に繋がります。

そして、

「ヘルペスがあるのに歯科の治療に行っても大丈夫?」と心配される方がいらっしゃいますが、大丈夫です!!

きれいわ歯科では、

感染対策をしっかり取り組んでいますので安心して御来院ください。