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40代50代の方へ ~歯科との関りを深めよう!!!~
2022.04.24(日)
こんにちは、きれいわ歯科のブログを見ていただきありがとうございます。
新学期が始まりました。
新しい職場・新しい環境に変わる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
今年、きれいわ歯科に通院いただいてる患者様に高校・中学・小学校と入学される方が、40人近くいらっしゃいます。
皆さん、ご入学おめでとうございます。
今回のブログで取り上げていこうとしている内容ですが、
これまでの歯科治療をされてきた40代・50代世代の方に向けたお話をさせて頂こうかと思います。
近年日本の歯科は、虫歯の処置から予防へとあり方が変わってきているのはご存知でしょうか?
幼少期から虫歯予防への知識や情報を発信していることで皆さんもあまり意識していなくても、予防についての知識は沢山あるでしょう。
学校でも歯科検診や口腔ケアの啓発にも力を入れてます。
下の表を見ていただけるとお解かりかと思いますが、
令和に入り虫歯のある児童・生徒の割合(処置完了者を含む)は、幼稚園31.16%、小学校44.82%、中学校34.00%、高校43.68%で、
すべての学校段階で前年度より減少しており、中学校、高校では過去最低だった。
幼稚園では昭和45年度、小・中・高校では昭和50年代半ばにピークを迎え、減少傾向にあります。
この昭和50年代までの上昇傾向にあった世代というのが今の40代50代の方になります。
また、日本歯内療法学会がおこなったアンケート調査によると
新たにみつかる虫歯の発生は減少傾向にあるのに比べ、再治療が増加傾向にある事が判明しています。
特に40代で46%50代で70%の人が虫歯の再治療の経験があるというものでした。
そして虫歯の治療で神経を抜いた経験があるという方が40代で46%、50代で66%さらに再治療した経験がある人が50代で約4割となっているのです。
自分の歯がこれまでにどんな治療をしているのかご存知でしょうか?
神経を抜いた歯がどれか、何本あるか、知っていますか?
年齢を重ね治療した歯の本数が多くなると、どこの歯をどのような治療しているのか把握しにくくなります。
さらに神経を取った歯は痛みを感じぬくく、虫歯が大きくなっていても気づくことが遅れてしまうといったことになるので、
健康な歯に比べ意識していてもケアは困難になるのです。
神経を取る治療をしているかどうか覚えていない人ほど歯のトラブルが多くなる。
意識とトラブル発生率の相関関係には納得できます。
そして、同じ歯の再治療を繰り返すと歯を無くすリスクは高くなります。
そこで、セルフケアの見直しやご自身の歯の健康の確認を定期的に行う事が、この世代の方々にはとても重要であるのです。
そして虫歯だけではなく歯周病の罹患率でもこの世代から多く見られるようになります。
これまでの歯科は痛くなったら行くところではなく、
痛くならない為に行くところに変えていってほしいのです!!