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夏休み子供達の虫歯リスクが高くなっていませんか?
2023.08.05(土)
こんにちはきれいわ歯科です!
夏休みになり、学校に通っている時と同じような規則正しい生活を送ることが難しくなるこの時期、
更に暑い日続くことで、甘くて冷たい物をだらだら食べたり飲んだりしていませんか?
だらだら食べたり飲んだりすることで虫歯のリスクは高まるのをご存知ですか?
特に子どもの歯(乳歯)はエナメル質がもともと薄いので虫歯になりやすいのですが、
だらだら飲み食いによって歯が溶け出し、虫歯になりやすくなってしまう・・・。
このような症状を酸蝕症といいます。
今回はこの酸蝕症についてお話ししていきます。
食事をするとお口の中は酸性化されます。通常であれば唾液の作用によって口の中は中和されます。
この様な働きにより歯は簡単に虫歯になることはないのですが、
このリズムが崩れ、酸性傾向にある歯は溶けて、虫歯菌の住みかができやすくなってしまうのです。
⬆️これらが溶けた歯の状態になります。
歯はエナメル質という硬い歯質に覆われています。
エナメル質が溶け出してくるのはPH5.5
PHは水溶液の性質を表すものですが、このPHは0~14と段階があります。
中間値の7が中性。
数値が低い0に近い程酸性強く、数値の高い14に近くなる程アルカリ性が強くなります
体液は大体PH7.6です。
下の表に身近な飲物や食べ物のPH値を紹介していますが、いかがでしょうか?
特にこの暑い夏に体に良いと思って取っている黒酢ドリンクやスポーツ時に熱中症予防に飲んでいるスポーツドリンク・・・
これらの飲み物は酸の強い飲み物です。
そして、運動後は特に唾液の量も少ないため歯へのダメージは大きいので、
熱中症予防のために飲まれている方も少なくないはず
上の表を見ると酸性の強いものは避けるべき?と思ってしまいますが、
まずは食べたり、飲んだりする物を選ぶ前に
どのように飲食しているかということに注目して欲しいのです。
酸蝕症の予防
🔴酸性の強いものをダラダラと飲まない。
🔴寝る前の果物の摂取やジュースなども控える
これは就寝中は唾液の分泌量が極端すくなるので、
寝る前の習慣によって酸蝕歯のリスクは高まるのです。
🔴唾液の分泌量を増やす
既に酸蝕症が気になっている方は生活習慣の見直しと、歯質の強化が重要です。
大きく影響を受けている歯は虫歯の治療同様に詰め物や被せ物によって治療できます。
一度歯科医院でご相談ください!!
岡山市 きれいわ 歯科