コラムColumn
歯痛や沁みる原因は「食いしばり癖」かもしれません
みなさま、こんにちは。
岡山市北区津島京町の「きれいわ歯科」です。
冷たいものや熱いものを口にすると歯が沁みるのは、食いしばりや歯ぎしりの癖が原因の可能性があります。
特に、睡眠中の無意識なときに、そんな癖が出てしまう人は、なかなか自分の癖に気づきにくいかもしれませんね。
歯が噛む力は、60kg~100kgにもなります。長年にわたってこんな癖を続けていると、歯にヒビが入ったり、知覚過敏症になって沁みたり、さらには全身の健康を脅かす悪影響が起こります。
食いしばる状態まで力をいれなくても、上下の歯列が合わさるだけでもトラブルにつながる恐れがあります。
勘違いしている方も多いのですが、実は上下の歯は、唇を閉じている時も接触していないのが普通です。
人は何かに集中すると、上下の歯をくっつけた状態のままにしてしまいます。これをTCH(上下歯列接触癖)といいます。
ストレスを感じた時は、発散のために体が自然に食いしばりを発生するのですが、これは96%もの人が行っていることなので過度に心配しすぎる必要はありません。
とはいえ、上下の歯が接触しているのは食事や会話の時を含め1日20分くらいまでといわれています。これ以上になると、歯や身体にダメージを受けるリスクが高まります。
睡眠中に歯ぎしりや食いしばり癖のある人は、軽くこのレベルを超えてしまうでしょう。そのため、知覚過敏を発症し、歯が沁みる状態になっているのかもしれません。
日中、仕事・家事・勉強・スポーツなどに集中して食いしばってしまう人は、食いしばらないように気を付けるほかありません。
コツとしては、舌を上顎の歯の付け根に置くように意識すること。少し舌が上がっているように感じるかもしれませんが、ここが舌の本来のポジションなのです。
慣れるまではお口周りの筋力トレーニングにもなりますので、顔がスッキリ明るくなる、たるみが改善するといったことにも期待もできます。
寝ている時の食いしばり癖は無意識ですから、自分の意思でどうにかできるものではないですね。
放置していると歯のダメージが増す一方ですから、ナイトガードというマウスピースを装着して眠るようにします。
睡眠中の歯ぎしりや食いしばり癖を治すことは難しいので、マウスピースで保護して、歯がダメージを受けるのを防ぐのです。
ナイトカードは歯科医院で作製できます。歯が沁みる、知覚過敏、食いしばり癖などで困ったことがあれば、何でもお気軽にご相談ください。
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