コラムColumn
食事で歯周病を予防!乳酸菌が豊富な食品3選
みなさま、こんにちは。
岡山市北区津島京町の「きれいわ歯科」です。
乳酸菌といえば、「腸内環境」に良いことが、よく知られていますね。
実は「口内環境」にも良いことをご存知でしょうか?乳酸菌は、歯周病の予防にとても役立ちます。
ここでは、歯周病を予防する乳酸菌を豊富に含む食品についてお話ししたいと思います。
乳酸菌は、ヒトの体によい影響をもたらす善玉菌です。乳酸菌がお口の中で増えると抗菌作用が働き、歯周病の原因になる悪玉菌を減らします。
免疫力を高めて歯周病の感染を予防する働きや、歯周病の原因菌の発育を抑える作用もあるのです。
こうして有益な働きをする善玉菌のバランスを整えて、病気の治療や予防に活かすことをバクテリアセラピーといいます。
予防歯科の先進国スウェーデンで生まれた予防医療のひとつです。
乳酸菌が多く含まれるのは、主に発酵食品
です。ここでは、代表的な3つの食品を紹介します。毎日の食事メニューに、乳酸菌が豊富な食品を採り入れて、バクテリアセラピーに役立ててください。
<ヨーグルト>
牛乳、チーズなどの乳製品の中でもヨーグルトは、効果的に乳酸菌を摂れる食品です。
豊富な乳酸菌の種類が商品名になったヨーグルトも多いので、目的に合わせて選べるのも魅力です。
例えば、歯周病菌ジンジバリス菌を抑制したいなら乳酸菌LS-1など。免疫力を高めて歯周病の感染予防を目指すなら乳酸菌L-137など。口内環境を改善して歯周病菌を増やさないためには、乳酸菌ロイテリ菌がおすすめです。
<納豆>
納豆に含まれる納豆菌は、乳酸菌を増やす効果があり、口内環境を改善して歯周病菌を減らします。
乳酸菌のほかにも、納豆の栄養効果は非常に優れています。例えば、納豆酵素デキスタラネーゼは、口内環境を歯垢がつくられにくいように整えます。歯垢が歯につくネバネバした成分を分解するし、歯垢の蓄積を予防するのです。
また納豆菌は生きたまま腸に届いて全身の免疫機能を高めますので、お口の中の善玉菌を始めとする善玉菌を増やすことにつながります。
納豆粘質ポリグルタミン酸は、カルシウムの吸収力を高めるほか、むし歯菌の増殖も抑えるなど、歯の健康を保つ強い味方なのです。
<キムチ>
キムチにも乳酸菌が豊富。特に、みそやしょうゆ、つけものと同様に、日本人が昔から慣れ親しんできた植物性の乳酸菌がたっぷり。
乳酸菌は、体に蓄積しておけないので、毎日摂る必要があります。
歯周病の予防のために、ヨーグルト、納豆、キムチで、乳酸菌習慣をつけませんか?
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