ブログ|岡山市北区津島京町の歯医者|きれいわ歯科

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歯の根の治療って?神経をとる?

2021.03.29(月)

こんにちは、きれいわ歯科です!!

2月の末からコロナワクチンの接種が岡山でも始まりました。

歯科でも医療機関ということで、その対象となります。きれいわ歯科でも希望者には予防接種をおこなうようになっておりましたが、

結果的にスタッフ全員が接種予定となりました。

あくまでもワクチン接種は感染予防の一つです。当院では更に気を引き締めて感染予防対策に取り組んでいきます!!

 

 

 

今回のブログのテーマですが、【痛み】について少し細かく見ていきますね。

【痛み】の主な原因である歯髄炎、根尖性歯周炎、歯周病とありますが、特に今回は歯髄炎、根尖性歯周炎の処置に関連したお話をしていこうかとおもいます。

 

歯髄炎は、歯の中にある歯髄腔と呼ばれる神経(歯髄)や血管のある場所に炎症が起こり、痛みを伴うものです。

虫歯のイメージといえば【痛み】ですが、歯髄炎は最も典型的な歯の痛みを引き起こす病気といえます。

虫歯以外でも外傷性のもので「歯の痛み」を起こすこともあります。歯を強くぶつけたり、歯ぎしり、

食い縛りにより炎症を起こしたりするのです。

歯髄炎の痛みの症状は「冷たいものや温かいものを口に含むとしみる」「何もしていない状態でもズキズキと痛みを感じる」

「違和感が続く」というようなものです。

 

軽度の炎症であれば、炎症が治まれば特別大きな処置は必要ではありません。(可逆性歯髄炎)

炎症が大きい場合には、歯の中にある神経を除去していく処置が必要となります。(不可逆性歯髄炎)

この神経を除去していく治療を【抜髄】といいます。

 

神経除去(抜髄)の流れ

上のイラストのように歯髄炎から歯の根っこの先端に膿がたまる根尖性歯周炎といった感染症に進行することがあります。

この感染性歯周炎は、一度根管治療を行った歯であっても再発していることが多くあります。

根尖性歯周炎の症状というのは、歯が染みるという症状ではなく「噛むと痛い」「歯茎から膿が出る」

「たまに強い痛みを感じる」などといった症状を訴えられる方が多いです。

 

強い痛みがあった歯を放置しておくと、歯ではなく周りの組織に感染が広がる恐れがあります。

痛みが治まったのは、治ったからではなく神経が壊死しているのです。

壊死した神経によって痛みを感じなくなりますが、感染菌は存在していますので、そのうちひどい根尖性歯周炎に移行してしまい、

歯を残すことが困難になるのです。

強い痛みがあった場合には治まったからといって放置せず、必ず歯科医院でご相談ください!!!

 

最後に根管治療に使用するマイクロスコープについてです。

 

歯の根の部分の歯髄腔は数ミリの菅になっています。

マイクロスコープを用いることで、歯の根を拡大された明るい視野で治療が可能となります。

 

肉眼では発見することのできなかった根管が発見できたり、根管治療の成功率においても感染源の除去がよりよく行えるため、

肉眼のみで行った場合に比べて成功率が上がると考えられています。

きれいわ歯科では根管の状態を確認させていただき必要に応じて使用しております。

根の治療を続けていてもいっこうに改善が見られない方などご相談ください!!