・緑茶含有濃度と同等の濃度のEGCGは、う蝕関連菌を死滅させないものの、う蝕の直接の原因となる酸産生を抑制することが各種実験により分かった。
・さらに、う蝕関連菌の凝集を促進することで歯面付着を阻止する可能性が示されました。
これらの抗菌作用は唾液が存在しても維持されたため、実際の口腔内においてもその効果が期待されるというもの。
今後う蝕予防の新たな開発に注目していきたいところですね!!
そこで、今回はう蝕予防という関連からフッ素塗布についても少しお話ししていこうかと思います。
2021.08.13(金)
こんにちはきれいわ歯科です。
オリンピック開催に伴い今年は7月には4連休がありました。皆様、どのように過ごされましたか?
8月にはお盆休みがあり、家族や友人と楽しい時間を過ごすことができますね!!
このような連休に伴いご予約が取りにくくなってしまう事もありますが、
きれいわ歯科では
お休み中であってもご連絡あればできる限り対応はさせていただいておりますので、症状が出てお困りの方は我慢せずご連絡ください。
初診時Uさんのレントゲン写真
今回も以前に神経を取った歯に痛みや違和感があるとして来院されたUさん40歳の治療をご紹介いたします。
Uさんの症状が出ていた歯は、右下奥から2番目の歯でした。
レントゲン写真でも前回のWさんと同様に根尖に影が映っています。(2021/7/21ブログ)
今回も被せ物を外し、根尖に入っているお薬を除去していきます。
Uさんは1週間後の来院時には状態も良く、根充を行いました。
その後さらに1週間後には被せの型どりをおこないました。
スムーズに治療がおこなわれ、ご本人ももっと長くなると覚悟してたそうで、とても驚いておられました。
治療の終わったUさんのレントゲン写真
Uさんの場合、とても短期間で来院回数もすくなく治療が終りましたが、
この様な治療では、長くかかることがよくあります。数か月とかかる方もいらっしゃいます。
長くかかるからと言って治療を途中でやめると、再度細菌の感染によってより感染範囲も広がり、せっかく痛みを取った歯がまた痛みがでてしまうことも、
それだけではなく最悪の場合、再根治ができなくなり歯を抜かないといけなくなることもあります。
ですから、忙しいし痛みがなくなったからといって自己判断で治療を途中でやめるのは絶対にやめましょう!!
Uさんの初診時と終了時のレントゲンを見比べてみてください!!
しっかりと治ってきている事がわかります。
この様な結果が得られるは、きれいわ歯科にきちんと通院して来られたUさんだからです。
同じような症状、同じような治療したとしても良い結果に導いてくれるのは、患者さんが前向きに治療に取り組んでくださるかどうかだと私は思います。
きれいわ歯科に来られる患者さんの中には、歯科にトラウマをもっておられる方もいらっしゃっています。
いつも手に汗をかきながら恐怖心と戦っている様子をみると、
こちらもどのようにして、患者さんがリラックスして治療をおこなっていけるのかstaffみんなで患者さんに寄り添っていくようこころがけています。
2021.07.22(木)
こんにちは、きれいわ歯科です。
岡山市の学校も夏休みに入りました!!オリンピックも始まります!!
梅雨もあけて気分も盛り上がってきますね。
きれいわ歯科からの夏休みの過ごし方の提案として、
この夏、子供さんのお口の環境を今一度確認してあげてください!!
毎日の仕上げ磨きができなくなってきているお子さん!!ジュースや甘い物が大好きなお子さん!!要注意です。
学校の検診で要確認といわれた方も夏休みの間に歯科で口腔内の確認しておきましょう!!
今回のブログのテーマは以前にお話したフッ素と同じくらいよく耳にするキシリトールについてお話ししていこうと思います。
キシリトールは糖アルコールという物質で、分子構造が糖に近いので、人間は甘みを感じるているのです。
この糖アルコールという物質は砂糖とは違う甘味料となりますので、虫歯にはならないのです。
主に白樺やカシなどの樹木から抽出したものがありますが、キシリトールは果物や野菜などにも含まれていて身近に摂取しているのです。
なぜ、このキシリトールですがどうして虫歯予防にいいのかというところですよね!!
そもそも、むし歯というのは口腔内に存在する菌、特に虫歯菌ともいわれるミュータンス菌が糖を吸収し酸を作り出す。
その酸によって歯が溶け出し虫歯になるのです。
そこでキシリトールを摂取することによって、
ミュータンス菌はキシリトールを消化することが困難なため、酸を作り出せず、活動を弱めます。
(人間にとっても消化が困難な物質では変わりないため、一度に大量に摂取するとお腹を下すといった症状をおこしてしまいます。)
他にも、唾液中のカルシウム濃度を高める効果もあり、虫歯になりかけていた部分を修復してくれるという働きがあります。
この様なことから虫歯予防ににつながるといわれているのです。
摂取するタイミングは「食後すぐ」と「就寝前」がおすすめです。
むし歯菌が糖を取り込むため活発化している時に、キシリトールを送り込んで増殖を防ぎます。なるのです。
就寝中はお口が乾燥してむし歯菌が活発化しますので、むし歯菌を減らしておくことで予防になるのです。
キシリトールを選ぶポイントは歯科専売品のキシリトール100%かどうか見てほしいポイント
キシリトール80%や50%の物があったりしますが、この場合残りの20%、50%に砂糖が入っているので、虫歯予防という点では100%の物が1番安心です。
フッ素やキシリトールを取り入れた予防方法をしていれば完璧のように聞こえるかもしれませんが、
予防の基本は毎日の歯磨きです。
キシリトールではむし歯菌を減らすことはできても、むし歯菌の温床になる歯垢の除去はできません。
歯磨きでキレイに清掃する必要があるのです。
食後と就寝前、キシリトールガムを噛む前に歯磨きが理想です。
そして1日1回以上は、フロスや糸ようじを採り入れ歯間も念入りに掃除をおこなっていきましょう。
セルフケアでは限界もあります。定期的に歯科を受診しチェックを受け重症化となる前に治療を受けましょう。
岡山歯医者 きれいわ歯科
2021.07.10(土)
こんにちはきれいわ歯科です。
今週は7月7日の七夕がありましたが、天の川もみれませんでした・・・皆さんは短冊に何をお願いしましたか?
岡山の飲食店ではやっとこれまで通りの営業ができるようになりました。
美味しものを食べて、この暑い夏を乗り切りたいところです!!
これまでのきれいわ歯科でのブログでは、来院された方のホワイトニングや補綴などを紹介させて頂きました。
今回はきれいわ歯科でおこなった根管治療のその後の経過を見ていただこうと思います。
64歳 女性 Wさん
初診時 : 1週間前から左下が痛いということで来院
一度根管治療を行っている歯の根の先に黒い影がある事が分かります。
この様な場合、一度も根管治療を行ってない歯と比べると治療はかなり難しいものになります。
なぜ神経取った歯なのにいたいのか、Wさんも不思議そうでした。
wさんは治療開始して10日ほどで症状は全く気にならないという事でした。
根充時 : 根尖までしっかりと薬が詰まっている事が確認できます。
被せ物はジルコニアで作成-
Wさんの場合、上側にも症状は出ていなかったのですが、同じように歯根の先に黒い影があることを確認。
引き続き治療を行いました。
初診時から8か月
上顎も下顎も根管治療を行った歯の黒い影のあったところには、白く映っています。骨がしっかりと再生していることが伺えます。
Wさんのように一度神経を取った歯であるになんで痛みがでるの?!と不思議に思われる方もいらっしゃると思います。
原因は歯根破折や詰め物の隙間ができることなどによって、
細菌感染がおこり細菌が増殖することによって根の先に膿ができると膿は周囲の骨を溶かすため、レントゲンを見たときに黒い影となって映るのです。
この場合の痛みは、しみる痛みではなく
噛むと痛い、
歯茎を押すと違和感がある
などといった虫歯の痛みとは違った症状が出ます。
実際、痛みはないけどレントゲンを撮ってみて、あの黒い影を見つけるという事もあります。
一度神経を取った歯の状態を定期的に受診し確認をすることは大切なのです。
また、きれいわ歯科ではマイクロスコープを使った根管治療が可能です。肉眼、拡大鏡では見落とすようなものまで確認でき、
根管治療の成功率を上げることが可能です。(保険診療で使用もできます。)
岡山市歯医者 きれいわ歯科
2021.06.22(火)
こんにちは!!きれいわ歯科 ブログを見ていただきありがとうございます。
緊急事態宣言が終わり、岡山県でも感染者数が減ってきました。
気が緩んでしまいがちですが、
リバウンドがないよう、来院時にも引き続き感染対策にご協力お願い申し上げます。
そして、これからは夏の暑さ対策も同時にしていきましょう!!
先日、日本経済新聞で取り上げられていました。
東北大の研究発表において、緑茶の抗菌作用、抗ウイルス作用が口腔内のう蝕予防に役立つのではないかという研究発表がありました。
概要としては、
カテキンには主に4種類あり、その中のエピガロカテキンガレート(EGCG)を使ってう蝕関連菌(口腔レンサ球菌)に対する抗菌効果を調べたのです。
結果は、
・緑茶含有濃度と同等の濃度のEGCGは、う蝕関連菌を死滅させないものの、う蝕の直接の原因となる酸産生を抑制することが各種実験により分かった。
・さらに、う蝕関連菌の凝集を促進することで歯面付着を阻止する可能性が示されました。
これらの抗菌作用は唾液が存在しても維持されたため、実際の口腔内においてもその効果が期待されるというもの。
今後う蝕予防の新たな開発に注目していきたいところですね!!
そこで、今回はう蝕予防という関連からフッ素塗布についても少しお話ししていこうかと思います。
フッ素といえば、
スウェーデンでは水道にフッ素が含まれているというお話を聞かれた事があるかと思います。
予防歯科先進国であるスウェーデンならではの取り組みですよね!
日本では水道水にフッ素は含まれておりませんが、
最近では、歯磨き粉や洗口液などに含まれているものが多くなってきたように思います。
身近に取り込めるものとしてはガムなども販売されるようになりました。
このフッ素が一体何なのか、安全性なども気になるところ!!
まず、フッ素といっても歯科でフッ素塗布に使用するフッ素はフッ化ナトリウム化合物です。
フッ素とは少し形を変えた状態で使用しています。
フッ素は自然界にある元素の一つで、魚介類お茶などに多くの食品が含まれています。
そして虫歯予防に欠かせない歯のエナメル質を強くしたり、う蝕の原因菌の出す酸を抑えるという作用があります。
フッ素は危険?!
摂取量が多くければ、身体に影響を及ぼす可能性が高まり中毒症状を起こすこともあります。
しかし、歯磨き剤950ppmの濃度60gを1本一気に飲みこんだとしても中毒症状を起こすことはありません。
塗布する程度量では身体にとっては毒性はないのです。
身近なもので例えていうなら塩!!
塩も取りすぎは身体に害を及ぼしてしまいます。適度な量を取っていれば身体の機能のささえる栄養となります。
そして、よく子供の虫歯予防にフッ素塗布をお願いされるお父さんお母さんがいらっしゃいますが、フッ素は子供だけの物ではないのです。
子供はきちんと磨くという事が困難なため虫歯になりやすく、虫歯にならないよう歯を強化していく目的でフッ素塗布をおこなっています。
虫歯は大人と子供では原因やでき方が違います。
大人になると虫歯のリスクが高くなる要因が増えてしまうことも確かです。
ついついお手入れをおろそかにしてしまいがちな歯を虫歯のリスクから守るために大人の方にもフッ素を取り入れることはとても効果的です。
ホワイトニングをしてしみる症状でお困りな方も対処療法としてフッ素濃度1450ppmの歯磨き剤の使用をお勧めしております。
ホワイトニング材で歯の表面の傷んでしまっている所をフッ素で強化してあげるのです。
(痛みひどい方は歯科医院を受診ください)
最後により良くフッ素の効果を得るための習慣
・歯磨き時のすすぎを少なくする
・歯磨き後1~2時間は飲食を控える
・就寝前に特に丁寧にフッ素配合の歯磨き剤で磨く
2021.06.14(月)
こんにちはきれいわ歯科です。
緊急事態延長に梅雨到来と出歩けない近頃。すごく我慢を虐げられて疲れてきますね。
感染対策に気を付けながらきちんと歯の治療を行っていきましょう!!!
そして今回は皆様に注意して欲しいことがあります。
朝の来院される際に通られる道路ですが、きれいわ歯科のある通りは交通量も多く気を付けて来てくださっていると思います。
しかし、時間規制のある道がありますので交通ルールを守ってお越し下さい!!
その道は一宮方面から来院してして下さる方が通りやすい道となっております。
きれいわ歯科が見えてくる、少し手前に右折してきれいわ歯科に繋がる道で上の写真で確認してみてください。
この道は時間規制のある道となる為、特に9時からご予約されている方は注意してください!!
午前7時から午前9時の間は右折による進入ができません。
いつもはお昼ごろ来ていらっしゃる方が、
朝の時間に来られる際、よくこの標識を見落としてしまってうことがあります。
規制の時間にきれいわにお越しの際は、
セブンイレブン、モスバーガーのある交差点を右折
突き当りまでいき右折していただくときれいわ歯科が見えてきます
これからも気を付けてお越しください。